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Channel: MOTO GUZZI な おじさんの趣味とこだわりについて
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浅間の大先輩・・・

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言い出しっぺは誰なのか分からんが、(多分ふーさんがくろきんさんに言ったのか?・・・・)チビッコしまなみ海道ツーリングが今週末に迫り、手を上げたお達者ライダーは今、おお忙しだろう・・。
 
もともとチビッ子云々は、ガンバさんとワシが、お互いリジットのZ50を持っていて、いつか浦和の秋ヶ瀬公園にチッコいので集まろうぜ!と言っていたのが始まりで、以来かたちを変えて原付Ⅰ種Ⅱ種で舫いで埼玉の秩父周辺の里山を皆で全開で(力がないから・・)走り回るお祭りを春と秋に開催してきた。
 
欧州の大型車をころがし、普段はストイックなバイクライフをおくっているのに
何故かその日ばかりは、高校生のころ仕方がなく乗っていたボロい国産の機種(カブやCD等)に跨り、皆が右手のグローブの甲を思い切り立てて、ウヘヘ~ィ・・・と目が引きつってる表情がクローム鍍金のミラー越しに見れるのが、実に新鮮というか面白くてしょうがない!
 
それは、ある種、最寄駅まで雨だろうが雪だろうが毎日乗っているリトルカブで参加してさえ、全く異なる楽しさを自分に与えてくれる瞬間であり、イタリア製外車に気取って乗っているナルシーな自分をあっけなく否定してしまう時間でもある。
 
バイクに乗る!ワクワクする! という根っこの部分に回帰させられてしまう。
 
16歳の誕生日を迎えた日の週末、先輩から¥25,000で譲ってもらったキャンディグリーンのST50で走った早朝の田んぼ道の空気は実に新鮮だった。
これから始まるバイクライフと共に未来に向かって朝陽と共にキラキラ輝いてさえ居たように思う。
 
だが今はどうだ・・・!?
体力や筋力に対する不安、精神的なモチベーションは?
持病に対するリスクは?・・等々。
 
昔とは違い、決して未来は朝陽と共にキラキラ輝いてはいない。
 
朝起きたら、去年の夏のある日の如く身体の半身が動かない・・とか
200kgちかくあるバイクを支えられないことだって・・・アリエル(Ariel) 爆
 
 
だから、少なくとも自身の病歴や体力のリスクを考え、一番優先されるべき健康を考慮し、今年の正月からスポーツジムに通い始めたのさ・・・。
 
だが、ジムでバイシクルマシンを動作させる前に自己データをインプットする儀式があり、年齢を入れる際、今まで『5』と『6』を入れていたのだが、先月から『5』、『7』と入れることになったのが、精神的にかなり突き刺さるものがあった。
 
モダンな液晶のキーボードで末の桁に『7』を入れるたびに、人生や家族、仕事、これからのもやもやした煩わしい事を考えてしまう。『6』と『7』の差は精神的に実に大きい!
 
だから、昨日は嘘ついて『6』と入れてみた。
マシンはこの前と何も変わらない感じで動作した。
 
空しさだけが残った・・・爆。
 
オイニーには勝てない・・
ちゃうちゃう
 
老いには勝てないんだと思うが、
老いてこそ到達できる位置というか 
領域があるのでは・・?
微かな期待・未来がよぎるのだ。
 
そう・・そこは『達観する』という領域だ。
 
 
 
ところで・・・ここに紹介したい浅間ミーティングに入会する機会を与えてくれた大先輩がいる。
 
イメージ 1
2008年5月19日撮影
 
僕らは、普段 彼を10歳も上なのに親しみを込めて 
『チバちゃん!』と呼んでいる。
 
ワシにバイクに乗ることの楽しさや、古いバイクの素晴らしさ、バイク仲間との付き合い方を教えてくれた恩人でもある。故中沖さんとも交流が深かかった、武蔵野の現役美容師でロックの好きな謎のおじさんだ。
 
イメージ 2
トレードマークはこのST70とOHVの株だが・・・
 
 
 
イメージ 4
出逢った時は、シングルキャブのW-1(後はワシのW-3)
 
イメージ 3
ここ20数年は、辰己にも時々来てた 何んと言ってもこのカスタム883が
チバちゃん(最近はチバ爺)の代名詞だった。
 
 
だが、何年か前に、チバ爺は奥多摩でこの883をこかし、修理を諦め
廃車にしてしまったのだ。
 
その後、浅間の取り巻き連中が、次はやっぱりW-1でしょ・・なんて噂をしていたが、結局大型には戻らず、ここ最近は、同じ浅間メンバーのナゴさんのボアアップしたXLRのモタード仕様を借りてずーっと乗っている。
 
ワシとしては、以前乗っていたW1とかT20とか国産旧車のシブいのに乗ってて欲しいのだが、今年おそらく67歳になったであろうチバチャン曰く、
『カブもダックスもあるし・・・大きいの買うお金も無いし、XLはそこそこ速くて良く走るし楽しいよ~~。なぁ~んかね、これで十分さぁ~! 』 
とうそぶくのである。
 
 
 
 
もともと小さいのは好きで集めていたが、
最近、再び小さいのが楽しくて、しょうが無い。
 
だって通勤や近所への野暮用、バイク弄っててナップスやアストロパーツへの
急な買い出し等、生活の一部としてバイクに乗れる気軽さがあるからね・・・。
 
ルマン会議の皆さんには申し訳ないけど、紆余曲折の末、やがて
要らぬプライドや虚栄、意地を脱ぎ捨てて、
取り回しの重いGUZZIを降りる日が嫌でもやってくるのだろう・・
 
ある日、そんな瞬間が訪れてしまっても
 
小さいのだって構わないから!
 バイクに乗った時の・・・何か わくわくする感じ? 
そういう感覚だけは、自分の中から 蒸発、昇華 
してしまわないことを祈りたい・・・
 
そして浅間の先輩達のような、達観の領域に達し、枯れた
カッコイイバイク乗りのオジジになっていたいと願うのだ・・・・・。
 
 
 
・・・・・と言う訳で、
 
イメージ 5
かなりの間・・・結婚以来20年塩漬けのままのこれの復活の狼煙を上げることに・・・・・
 
あれこれとメニューを妄想するのは、楽しい・・・
齢だし、セパハンは元に戻して・・・ステップも・・・
煩くて暴力的なサイレンサーは外して、オクで売ってる安いノーマル
でいいじゃね?
バックステップも外してしまおう!
あらら・・・ノーマルのステップ無いや。笑
 
そうそう・・・例のフロントダンパー用のステダンもね・・・
 
イメージ 6
まずは、手始めにこれ¥2500で落札! 
 
 
イメージ 7
ジャンク品だけどね・・・ヒヒヒ
 
溶接あそこに頼もうかな?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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