さてさて・・・・・
CDチェンジャーが無事直ったと思ったら、いきなりABS/トラクションコントロールの異常を知らせるランプ点灯と来たもんだ!
何でまた年末のこの時期に押し寄せてくるかなぁ~!
この850/V70に必ず発生する故障は、2008年にDIYで何とか対応していた。
それがまた来たのか?・・・・でもバッテリーが上がって、充電後再度エンジンをスタートさせたら、何故かランプが点灯した・・・。
これ絶対におかしいでしょ? 電気的な何かの悪戯に過ぎないと思い、儲からない客なのだが、特別にいつも優しくレクチャーなどお世話になっているボルボ大宮の高橋さんの所に閉店間際に滑り込んだ。
状況を説明し、テスターで診断してもらう。
その作業中サービスの責任者の高橋さんが、ため息混じりにこう言った・・。
この850用のテスター(診断コンピューター)この間壊れて中古を仕入れたのですが、これが今度壊れたら、もう850診れなくなると思います。新品がもう日本に無いんです。本国から新品取り寄せたら60万以上するんですよね・・。
そうか・・・ディーラーでさえそういう状況なのか・・・。
乗ってた人にはおなじみのこのランプの三点セットはボルボ850乗りにとってはまさに悪夢の囁きの髑髏マーク! 笑
このマークが点灯すると、大概のボルボ(850、V70オーナーは下を向いて大きなため息をするのだ!
コンピューター診断が関係ない旧車はいいが、中途半端に古いこの年式にはそういうリスクが伴うんだよね・・・なるほど・・なんて話をしているうちに、
エラーコードが出た。 右リアのホィールセンサー異常・・ということだったが、
確かにエラーコードがそうでも、過去の事例の確率からいっても、ABSコントロールユニット(ECU)の故障の割合が6割以上と高い・・と高橋さんは言う。
でも仕方がないので、ひとまず点灯ランプをリセットして消してもらい。自分で
ホィールセンサーの汚れを洗浄してみると言って店を後にした。家までの途中でABSマークはなんとか点灯しなかった。
明日は自転車を積んで圏央道を海老名まで往復だからその前に早起きして、その作業をしなくちゃ!
翌朝早起きしてタイヤを外し、リアホィールハブの後ろに付いているホィールセンサー(ABSセンサー)を確認。中央のコードが出ているユニットだね!
10mmのソケットでボルトを緩めると0796と書いてあるセンサーはポッコリ抜ける。
マグネット式センサーはカーボンなどの汚れが付着してすごいことになっていた。
ブレーキクリーナーで洗浄! これは定期的に掃除するパーツらしいが一度も洗浄したことはない。
ホレ! 綺麗になりましたがな・・・
よく見なくても、マグネットが付いた、単純なパーツだということが解り、これが壊れるものなのか? たかがカーボンが付着するくらいで、機能を失うデリケートな部品なのか甚だ疑問だったが・・・・
せっかくなのでフロント側のセンサーも外してみた。エラーコードは出ていなかったが、オイルやグリースがディスクやパッドのカーボンと混じって、かなり汚れが付着している・・・・でもリアと形状がかなり違うのはなぜ~?
4輪すべてのサンサーを綺麗に掃除し組み付けた。
エンジンをかけたら・・・当然点かない!
当たり前じゃ!昨日の夜家まで点かないで来たからね!
という訳で、午後から茅ヶ崎に向けて出発!
云々かんぬん有って、その日のかなり遅くに帰宅。
その間の12時間でエンジンをかけると、再びインジケーターランプ
が点灯することが3回あった。でもいずれにしても、走行して最初のブレーキングでABSユニットがジジジ~~~ッと言って、点灯したマークが消え、その後はエンジンを切るまで点灯しないという症状だった。
その後も同じような症状が続いていたので先週末の土曜日に、ついいに例のABSユニットにアクセスし、
修理後7年ぶりにユニットを取りだした。
脇のバスコーク(風呂周りの簡易コーキング材)は何とか持ってる感じだった。
洗浄後、部屋に持ち込み早速分解に取りかかるが、一度分解しているので
脇のコーキングさえ除去すればかんたん割ることはできる。
初めて開けた時の苦労は半端じゃなかった・・・・。
開けるのに有に3時間以上かかったもんな。
2008年、前回の作業の跡・・・・
半田盛りした跡は防錆も兼ね、コーキング材(バスコーク)をこれでもか!と塗ったくってある。
これを全部剥がして、再び半田を溶かし、増し盛りするのだ!
半田を盛る前に、前回の半田剥がれした前科のある場所(DC12Vの電源の取りだしソケット結合部)の裏部分の基盤の緑の絶縁コーティングを千枚通しの先でキコキコ削り基板の銅のプリント部分を丸く大きく露出させる。其処にフラックスを塗り半田を流し込み増し盛りをする。
右上の黒い二本足の抵抗もコーキングを除去し、しっかり足に半田を盛った。
当然、電源部の半田も削り取った面積いっぱいに半田の増し盛り!
右![イメージ 19]()
その他、右下の3列のピン(裏側は大きな21ピンの集合ソケット)と中央の4本のカプラーすべて半田の増し盛りを実行。今回は次の対応も考慮し、コーキングはせずに様子見でケーシングのみのコーキングをすることにした。
1ヶ月後、問題なければ、基板を全てコーキングする予定。
4本のグロメットを嵌めてからマスキングテープを貼り、いつものバスボンドQでコーキング!
この手は、ホムセンに行けばどこでも手に入る。業務用のデカイのと違って硬化速度が早く扱いやすいのでお勧めだ、
無事メンテナンス終了!
その後組み付けた後は、キーを差込みアクセサリーポジションでいつものようにすべてのインジケーターランプが点灯し、エンジン始動と共にABS/TRACS、サイドブレーキ以外は消え、少ししてすべてが消える、走り出すとカシューン・・というABS/トラクションコンロールユニットの僅な稼動音がして、動作に異常かある場合はその2つが点灯する仕組みだが、再び点灯する気配は、今の所ない。
はたして、根本的に直ったのかは、神のみぞ知る!・・・
だから今はちゃんと急ブレーキ踏でもカカカカカッてABSが効くのだ!
エッヘン!
よって今日の修理代は先週に続いてタダじゃ!
何となくワシの勝利だにゃ~。