今日、ドカパン(英国製時代のベルスタッフ・ツアーマスター・ツーリスト・トロフィー・トラウザーズの現代版リプロダクションの仕込みが終わった。
ある意味5年熟成して手がけたドカジャケ(同トライアルマスター・ジャケット)よりも期間が無かったので生みの苦しみを味わった。
今回は芯貼り仕様(芯地の貼り方・使い方)に苦労したが、あとは(て)さんの会社の生産管理スタッフと工場の縫製スタッフにお任せするしかない。 どうか縫製仕様書どおりに上手くやっていただきたい。
これが完成すれば、10月~5月の8ヶ月は天候を気にせず、カッパ無しでおされでClassicな、バイクウェアを上下着たきり雀でツーリングをこなせるというわけね。
ところで、世の中は、大手ホテル・百貨店の食材偽装だの、大手銀行のまる暴への融資など、一流といわれる企業のコンプライアンスのデタラメさ加減に呆れるばかり。
この間まで仕事で通っていた今回偽装が発覚した某百貨店のTやIなどは商談室の壁にコンプライアンス遵守がどうたら・・・とかCSRがなんちゃら・・・とか、やたらポスターが貼ってあったのが記憶に新しいが、今思えばちゃんちゃら可笑しいわけで、隣国の問題国家の国民の倫理観や民度を批判している場合じゃないよな・・・。
まるで、おめぇ・・社会の窓開いてるぞ!と勝ち誇った自分の半ズボンから横チン出てるみたいな・・・(爆)
まず己の足元(股間) 見ろや!という感じだ。
正直、大手の方が一時が万事で逆に全然信頼できない。つまり日本の大手企業なんてどの業界も蓋開けたら皆こんなもんだ・・・。やはり信じるべきは、己が自ら手を汚して作った物だけじゃん・・・て気がしてならない。
ドカジャケは実は使ってる生地は隣国産のパチ物で、スペックはいい加減、工場も隣国なんて産地偽装は絶対にないです。 ご安心を・・・。
(て)さんの先々週の碓氷でのクロッパーさんへの対応を見て、確信しました。この人は日本の物作りの次の世代を継承していくべき良識を持った経営者だと(爆)
それにヨッシさんとちゃんと視察してきたしね・・・
ま、食い物に関しては、もともと何とか産の何肉だの、ブランド物にこだわるような食生活してないので、ハナから産地や品種偽装に騙される事もないから、拘って今回問題になった所に通ってた自称目利きのブランド志向のセレブさんには同情する気もないけど、せめて皮肉を込めてその怪しい価値観と物を見る目に大残念賞を差し上げたい気持ちであります。
枕話はこれくらいにして
おのれの足元つながりで・・・
大分経ってしまいましたが、2週間前の3連休のバイクいじりの話です。
(まるてん流)ワハハ・・・
プチイタリアンミーティングを翌々日に控えた土曜日、落札した品が届いた。
そうです夢にまで見たステンローターですよ!
新品ではないが、殆ど使用感の少ないルマンⅠ~Ⅲ用のフロントブレーキのステンレスディスクローター。
タミピンさんこれ たぶんベネリSEIにも付きますよね?
早速開けて2枚重ねて歪みを見てみる。
気持ち良くピタリと吸い付き、どうやら歪みはなさそう。
だって殆ど使わず出品するのは普通怪しい
ゆがみやフラッターが有りそうというもの!
パッドとの接触面はこんな感じ。正直汚れのような錆も付着しているが
擦れた跡が付いている程度で、削れや摩耗は極微小だ。
いつもの、何でも磨きセットを用意して、錆と汚れ落とし作業に取り掛かった。
大して根性入れずとも、ローターは綺麗になった。
ローター側面にはこんな刻印が打ってある。 でも意味が判らず。
ステンローターに較べ分厚い鋳鉄製ローター。新品で6.3mm!
この縁が錆びるんだよなぁ~! 晴れは効くけど雨は全然だめ!
2ポッドの三角おにぎりブレンボだったころ、猪苗代の東急系ホテル、グランデコで開催されたグルッポ・モト・イタリアーノの帰り、大雨の東北道で飛ばしていて全くブレーキが効かず、慌てたことがあって以来、ダイカストの同径4ポットに交換し、今まで錆と戦いながら、しぶとく使ってきた。
35,000km台の時、中古でこのルマンを買ってから4万KM走った。
現在75,000㎞。そんなに減ってはいない気がする。
4ポッドにしたとはいえ、やはり雨の日はやはり効くとは言いがたかったからね~。 だからステンローターにする日をずっと耐え忍び待っていた。
今回例の入院騒ぎの保険が降りたので、まさに自分の身を削って中古だが手に入れたわけだ。 あぁなんと涙ぐましいことか・・・
さぁ 早速交換作業に取りかかるべ!
ノーマルはロックナットは使用せず、直接ローターにネジが切ってある。よって固定ボルトの頭がホィールの内側から挿入てあるので、ボックスレンチが入らないからハブリングごと外し、ローターを固定している6mmボルトを外す。
左が外した鉄製ローター 右が今回のステンローター
純正の鉄製ローターは新車時の6.3mmから0.5mm磨耗していた。7万5千走ってそのくらいなら全然減っていない方かもね。
たぶんワシ、エンブレばっかりであまりブレーキ使わない乗り方なのでそうなのかも? その分ユニバーサルジョイント壊したけど(泣)
ローターをハブリングから外して判ったこと・・・・
何故かオーバルの切り込みの径が左右で3mm程度違うものが付いていた。
インテグラルのハンドブレーキの方(R側)が半径が大きい。
何か特別な意味でもあるのか? それとも単なるバラつきなのか・・・・?
まぁイタリアだかんね・・・。
錆びて汚れたハブリング用の8mmボルト&ロックナット。
ヘキサのキャップボルトに交換したかったけど、とりあえず綺麗にワイヤーブラシで汚れを落とす。
外したハブリングを掃除して、付いてきたヘキサボルト&ロックナットを歪まないように慎重に対角線で締め付ける。このハブリング外して分かったのだが、アルミ製だったので慎重にね!
テーパーボルトだから、以前のものに較べるとやたらスマートになった。
そして指定トルクでホィールに組み付け。
フロントのアクスルシャフトを固定して出来上がり!
以前の鉄製ディスクローターに較べると、大分 小綺麗になり、前足の見え方の野暮ったさが無くなった気がする。
さて 乗った感想はいかに・・・?
月曜日、軽井沢まで往復したが、パッドが馴染んでないこともあり、ドライではブレーキの効きは殆ど変らず。
雨にも若干降られたが、ややタッチがスムースで握りこんで行くとじんわりギューーーーッと効く感じだった。以前なら 音すら伴い・ククク・・グググ・・・喰い付く感じだからね!
今度新品の赤パッドと交換すれば、もっとタッチが向上するに違いない。
外したローターは汚れを落とし、オクに出品中だが、誰も入札しない(泣)
出品やめて研磨に出して、ユニクロメッキしてもらい、ビーチクするかな~。