トライアルマスター復刻版、一部ではドカジャンと呼ばれているらしいですが、あれは五郎さんが着ているようなジャンパーではなく、ジャケットでございます。
本日一部の離島を除いて着荷していると想います。
当然私のところにも午前中に上のような状態で届いていたようです。
帰宅後、コタローと一緒に一応チェックしました。
一点だけ気が付いたことがありましたので、私が拘っていた部分でもあり、工場にその加工をお願いしていたのが抜けていたようなのでご案内いたします。(あくまでも自分の物を検品してのことなので、そうではない物もあるかも知れませんが、念のため)
それは、リバーシブルのウエストベルトのバックルの爪というか中央の棒状のフックの形状です。
このように通常はバックルに沿うように湾曲しているのですが、私はこの湾曲を真っすぐに整形してもらうように指示をお願いしていました。この形状だとバックルをひっくり返して使うときに、湾曲部分が反り返ってやや問題があります。
申し訳ございませんが上の画像の様に、ペンチや台座+小型ハンマー等で真っすぐに整形して頂くことをお勧めします。
そうすることによって
夜間/濃霧用の再帰反射テープ側の仕様と・・・・・・
昼間用の身頃生地と同じ素材の通常仕様にワンアクション(バックルをひっくり返して)で使い分けが可能になります。
これは、英国時代の80年代中期まではこの仕様です。その後の英国仕様や現在のイタリア仕様ではバックルの形状が異なるため実は反射材側に返すとコストカットが原因だと思われますが、バックルがリバーシブルじゃないのでベルト余りの部分が全く逆さまになってしまい、かなり不細工になります。
ですからそれを避けるための旧仕様と同じこだわりにしたかったので、宜しくお願いします。加工は簡単ですからね!
ベルトを裏返す際は、ジャケットの両脇のベルトループごとパタンとループの付け根を中心に裏返しバックルを裏返し使用します。
だからわざとベルト通しが一点で縫いこまれているのです。
決して簡素にした訳ではございません。意味があるのです。
以上宜しくお願いしますね~。