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Channel: MOTO GUZZI な おじさんの趣味とこだわりについて
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RANGE ROVER 2nd弄り 第4弾 エアコン液晶パネル復活の巻

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我が家に持って来た時から 残念なエアコンコントロラー液晶パネル・・・・
これ・・昼でもバックライトを灯火するタイプなので昼でも夜でもダメダメ・・
イメージ 1
それにご覧の通り夜は右側と下1列は真っ暗でエアコンの温度設定は勿論
エアダクトのコントロールすらできないのだ。

イメージ 120だか、5だか、2だか、8だか、6だか判らんがな・・爆
風量も最初の2目盛だけ・・外気温もダメ・・・

でもエアコン機能はちゃんと働いているんだよ・・要は各セレクターボタンスイッチのバックライトのバルブ切れと液晶の文字欠け或いは液晶のドット欠けという症状だ。

普通の人やお金持ちは電卓でも出るこの症状は即捨てて、買い替えで対応するが、
ワシの様な貧乏人はそうはいかない・・
自分で治すのさ・・そうやってディスコもミニもボルボもメガーヌもそうやって切り抜けて来た・・・

この電装ユニット調べたらやっぱりバカ高い・・ヤフオクで今新品が¥12万で出品されている。 https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/o232770648

 オクだから多少割安だろうが、多分ebayではも少し安いのかもしれないけどまだ入学2週間目のレンジ新入生だから、パーツの相場というものをそもそも知らない、ボルボやメガーヌ、ミニ辺りは当然知っている。散々弄ったからね・・

そもそも今抱えている不具合の元が国内で手に入るパーツなのか否かも知らないのでどうしようもない。

先週小手調べにランドローバー浦和に行って臆面も無くメーター球(T3とT5)をオーダーしたが、まずこんな消耗品が国内になかったのも驚きだが、P38のいろいろな電装品が殆ど欠品だというじゃないか! 何とメーター球を本国から取り寄せるらしい・・

何か作為的な感じさえしたが、そこはジェントルにそれは残念ですね・・といって
たったそれだけでコーヒーを頂き帰るのも何なので、記念に楕円のLAND ROVERのキーホルダーを買おうと思ったらそれもオーダーという事で、バルブ6個と合わせてオーダーして帰って来た。

たったそれだけをまた取りに来るのもアホ臭い話だが仕方がない・・。
やっぱりこういう車は専門ショップの方がいいのかな・・?
 
前置きが長すぎた。

早速ダメなパーツのレペアです。
イメージ 2
センターコンソールの一番下なので、シフトレバーがパーキングのままだと取り出せないので、ニートラルかⅮのポジションでエンジンを切ってから作業開始!

センターコンソールからユニットを取り外したら、インドア作業!

イメージ 3
この裏側の基盤を外して、液晶パネル部分までバラします。


イメージ 4
液晶パネルと配線基盤を繋いでいるフィルム状のフレキシブル基盤(異方性導電フィルム)以下説明・・

電子部品を実装させる際、プリント基板の電極部分と部品の電極部分の間にACFを挟み、ヒーターなどで熱圧着する。熱をかけながらゴムなどの弾力を持ったパッドで部品を加圧すると電極の凸部が当るフィルム部のみに圧力がかかる。すると、フィルム内に分散している粒子が接触しながら重なり、やがて押し付けられることでACF内粒子のメッキ層同士が引っ付きあうことで導電する経路を形成する。圧力がかからなかったフィルム部にある粒子は絶縁層を保持しているため、横に並ぶ電極間の絶縁は保持される。すなわち縦方向には導電性で横方向には絶縁性が保たれる異方性が形成される。そのため、横方向の電極同士の間隔が狭くても短絡を起こさずに電子部品を実装できるメリットがある。


という物で、半田ではなく導電性の融着接着剤のようなもので熱圧着され且つシリコンダンパー加圧さているのです。


イメージ 5
これは34点(液晶の文字のそうドット数)の各接点とフィルムを押しつけているシリコンダンパー・・

イメージ 6
これは決して半田付けしているわけではなく、コテを熱してから電源を抜いて、樹脂が溶けるレベルの温度・・丁度130℃~150℃くらい、要は、ポリエステルとかアクリルとかナイロンのような合繊がとろけるくらの温度に冷ませて、アイロンがけのように接点を溶着しなおすわけです


こんな要領ね! コテの下に嵌っているのはスタビライザーです。

適当に適温のコテでなぞってから再び組みなおす!


ほらね! 完全復活! 


しか~し翌日違う不具合が・・液晶パネルは復活したけどバックライトがつかないトラブルが起きたので・・・

再びばらして・・原因を探る・・どうせバルブ切れか12Vの電極の接点不良だろ?

よく見ると怪しいところが・・
イメージ 7
このグレイのSクリーンBOXの左右から出ている四角い脚・・これが山のてっぺんに繋がっていて、そこにT5のソケットバルブが嵌る仕組みになっているのだが、
ここ只基盤にBOXユニットを嵌めて四方8つの爪で固定しているだけ、20年前基盤が作られた時のままこの足のテンションが保たれているわけが無い!

振動の無いオーディオ機器だってこんないい加減な設計ねぇーよ・・

当然ここに目に見えぬクリアランスが生じて通電していないという洞察をする。

けっこう車の電子パーツの不具合の殆どが熱や振動による配線基板の劣化や半田の剥がれが原因の通電不良らしい。実際他の車で散々直した経験がある。

で超アナログな作業・・半田ごて一刀流のお出ましだ!

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完璧に接点確保して再度組み込む  実はこの時1.2WのT5バルブが切れてしまい、
在庫が無くて層が無いからバイク用のウインカーやニュートラルランプ用のアナログインジケターに使うネジ式のバルブを無理やりT5のソケットにはめ込んで配線しセロテープで固定するという荒業でごまかした。笑

イメージ 11

これで無事復活です。

でも未だにダクトコントローラーと温度調節は夜になると真っ暗!

ワハハ・・早くバルブ・・イギリスから来ねぇ~かなぁ・・・



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