金曜日の帰り、リトル・カブを停めている駅前の駐輪場に行くと同じ色のベージュのベスパに乗っている裏のKKさん(kin(*_*)さん)に声を掛けられた。
以前ワシの850の天井のクロス張りを手伝ってくれた人です。
KKさんは、TS建設にお勤めの同じ分譲地の住人。 普段は恐ろしいくらい無口で表情が読めない人。
そんな隣人と何かが通じ仲が良い。
後から聞いた話だが、分譲地を見に来た時、先に家を建てていた我が家の駐車場に停まっていたグリーンのLAND ROVERを見つけて、近所にこういう車に乗る人がいるのなら安心と、家の購入を決めた変な人だ。もちろんB型(爆)
その時(十数年前)KKさんはマニュアルの赤のアルファロメオ155ツインスパークに乗っていたと思うが、入居後しばらくして丸目のレンジローバーのバンプラの中古を買った。 歳は10歳くらい若いが、血液型が同じ、ライフスタイルや好きなものの趣味が似ており、仕事場も同じ新宿とあって、よく電車内で車の話をしながら通勤する仲になっていた。
ところが最近彼の職場がフレックスタイム制を廃止してしまったので、乗る電車が違ってしまい、1年くらい一緒に通勤する機会がなかった。
ここ数年は、我家は、ガソリン喰いのV8 4000ccのディスカバリーを降りて、「こんな壊れてばっかりの車は嫌だ!」 ということで、ワシの趣味で買ったカミさん用のボロミニも処分し、カミさんでも乗れそうなヤフオクで買ったボルボ850 一本になっていたが、裏のKKさんはレンジに拘り続け、奥様のワゴンRがいつの間にか2代めFIAT プント(KKさんの趣味で購入)になり、散々壊れて、ついに奥さんの「こんな車嫌だ!要らない!」宣言がでて、この前廃車にしたというところまでは本人から聞いていた。 我家と何か同じような展開でつくづく笑ってしまう。
しかし、我が家と違うのは、レンジは壊れても何しても降りないというこだわり・・・(笑)
当然奥様がデカいレンジを運転する訳もなく 事実上奥様車は無しの状態が何か月か続いていたらしい。
ところが6月入ったころ、裏に廻ると見かけない地味なマルーンのNISSAN CUBEがKKさん宅の前に止まっているのを発見!
でもKKさんにしては、随分らしくない車だったのでママ友が遊びに来てると思った。
しかしカミさん情報だと、突然中古のCUBEを旦那が会社の帰りに買ってきたというではないか!・・・
何でも裏の奥さんの話だと、今度は青い壊れない国産車の新車がいい!と言っていたのに、勝手に相談一切無しで、突然中古車買ってくる神経が理解できない!それも茶色!と随分ご立腹だったとか・・・(笑)
気まぐれにケーキを買って帰ることはあっても車は流石にない。
我家でそれやったら、確実に家族続行終了、家庭解散である(爆)
しかし、前後の話は女の言い分であって、にわかに信用できないと思っていたので、
走って帰る途中の交差点でヘルメット越しにお茶を誘った。
向こうも世間話をしたかったらしく、即決定。
自宅からすぐのミスタードーナツでコーヒーブレイク!
原産国は違うが、似たような色の似たようなコナシの仕様でヘルメットまでイタリアントリコ! KKさんに言わせれば、ワシのメットの真似をしたらしい(笑)
紺ブレの身切れた人がKKさん。
・・・それで早速、事の真相を聞いた。
でその話にびっくり・・・
なんと奥様の言ってた通り!(爆)
本当はアルファの147が良いかと思ってたんですが、流石にカミさんにアルファの2ペダル無理かなと思って証が無く・・・・・
フィアットで今回の状況になったのに全然懲りてないみたい。
続けて・・・
カミさんのいう事聞いてたらキリが無いから、ヤフオクで、安いの探して・・・・・
現車確認してから残金払って、内緒でナンバー登録して、車検取って、代金払って、朝はバスで駅まで行って、帰りはCUBEでいきなりですよ・・・当たり前ですよ。そりゃ! と誇らしげに言う。
笑える人というか、怖いもの知らずというか、ワシより完璧にマイペース人間。
お見事です!
もっとも・・・・彼らしかったのは、人気のレアな3列シート(現行4代目CUBEには設定なし)でシートの生地が赤いアルカンターラの限定仕様車(CUBE + CONRAN)を見つけてくる辺りは流石だ。 おそらく車のチョイスに無頓着な奥方に能書きというか、拘りを一応説明したんだろな・・・と私は今回のチョイスと行動に理解を示したのだ。
唯一想定外だったのは、売主がイラン人だったとか!(爆笑)
その後次の車の話がでて、KKさんに 旧丸目レンジ買いましょうよ~・・
今なら安いですよ~~と言われ、絶句。
この人まだ懲りてない・・・人に英国のポンコツ四駆奨めるし・・・
そんな愉快な金曜の夕方だった。
明けて土曜日は、関東が梅雨明けしたらしく、午前中から蒸し暑かった。
2回のベランダの掃除をして、今度は庭の雑草取りと掃除をして、大汗をかいて
シャワーを浴びたら、既に夕方。 途方に暮れて、ソファでふて寝。
娘が18になったので、夕方近所の安いイタメシ屋で食事。
気の利いた事をしてあげられなくてごめんね・・・
志望大学受かったら、カミさんの母さん(ば~ちゃん)がまたパリに連れてってくれるさ・・・
気怠い夜が明け、5時に起きて今日は早朝からルマンを洗車してサンクチュアリに出動だ~!と意気込んでウェアを用意すると、メッシュパンツが無い! あ!草加・・・
まだパターンナーさんとこに置きっぱなしだ・・。
おまけに5時のはずの時計が止まっていて、リビングの時計は7時!
この糞暑いのにクシタニのカントリージーンズかよ・・・?と一瞬怯んだが
1ヶ月以上顔を出してなかったし、再来週の西伊豆海鮮祭りを控え、バイクの調子を診る目的を兼ね行くことにした。
行きは首都高オールクリア!でも何故か1時間も掛ってしまった。
なぜだろう・・? 加齢で腕もスピードも劣化したのかな?
着いた時はふーさんとタミピンさんジョリーガイさんくらいしかいなかったが10時ころには、いつもメンバーがそろった。
そうそう、パーキング内だけど、タミピンさんのミドリちゃん、試乗させてもらった。
ノーマルのV7SPORTとは一味も二味も違う乗り味。
やはり排気のアップとリフト量が違うカム、そしてTMRキャブの恩恵は、とても力強い鼓動を伴い、なんて言えばいいのか、FCR付の1000Sより明らかに震動は少なく、且つ丸みがあり、ルマン1000とルマンⅢの良いとこ取りといった印象だった。
もちろんミッションは言わずもがなワシのギクシャクミッションとは天と地の差だった。
タミピンさん、違ったらゴメン
ふーさんの工作のこんな不思議な作品を見せられ、強制的に写真を撮らされ、ブログにUpすることを促されながらも、早く来た分いつもよりゆったり楽しい時間を過ごし、11時にサンクチュアリをエンジンが止まらない昔のレーサーミニたいな1100スポルトのSWさんとタツミーランドを離脱した。
彼はそのまま港北の神の宿る地に・・・・
与野高速を降り、R17を北上し上尾道路に入った自宅まで10キロ前後の所まで来ると、信号で発進の度にエンジンがボコ付始め、家に着くころには完全に片肺状態。
去年の夏のルマン会議下見の時や5月のルマン会議の帰りの状態と同じ症状が出始めた。高回転で巡航しているときは問題ないが、発進時、低回転時に発生する症状・・・・電気(点火系)かキャブ(スロージェット)の燃料の詰まりか・・・?
電気は数年前にフルトラユニットを新品交換している。
プラグは最近交換したばかりの神さんお奨めの高いプラグ・・・
古いのはDYNAの3ΩのコイルとAXCELのプラグコードだが・・・・
まず原因として確率の低い方から検証。
キャブを取り外し、
ある程度分解し、掃除・・・・
15年前に買ったFCRのニードルバルブも段減りしていないし、これとしった劣化もない。怪しかったスロージェットの目詰まりも見られず、汚れも赤いガソリン粕が部分的に付着しているだけで、固形物の様な物が詰まっている気配はない。加速ポンプ内のダイヤフラムも良好だった。
再び清掃後組み込みエンジンをかけると何ごとも無かったかのようにエンジンは淡々とアイドリングし、スロットルに俊敏に反応する。
作業の間にエンジンが冷えたのか・・・?
近所を数キロ走り回る。一回目の試乗ではキャブの同調がややずれてたのか、ぎこちない感じだったが、ちゃんと同調を取ってからの2回目は完璧な状態を取り戻していた。
しかし、これじゃ信用出来ない。エンジンが回してギンギンに熱くなった状態じゃないと出てこない症状かもしれないからだ。
高速走行後、下道に降りて走っていると出てくる症状という事は、
季節に関係なく熱が原因なのかもしれない・・・・
やはり右バンクのコイルのレアショートかプラグコードが怪しい気もする。
今度の3連休中に点火系の修理というか原因解明をせねば・・・・
せっかくお許しを貰ったその次の週の海鮮祭りに行けなくなってしまうではないか!
来週は電気か・・・・・・うううう・・・電気の迷宮は嫌じゃ・・