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Channel: MOTO GUZZI な おじさんの趣味とこだわりについて
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ルマンⅢクラッチ滑り、修理&ホーバーホール終了、そしてルマン会議の準備

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先々週神さんのところに修理に出していたルマンⅢ。
先週の4月30日に上がったよ~と電話をもらった。

原因はやはりミッション側のシール不良でオイルがクラッチに廻り、滑っていたらしい。当初懸念されたクラッチプレートの剥がれでは無かったが、フリクションプレートのスプロケットのようなギアの変磨耗が酷く、ガタが発生してフライホイールの内側のスプラインを激しく削っていたので、いわゆるクラッチハウジングの中をすべて交換・・というメニューだったらしい。



修理依頼した時、5月の頭は2日~6日お休みと聞いていたので、連休明けではルマン会議前の整備やカスタムができないので、急遽1日に休みを取って、一部の常連さんからV11殺しといわれている代車のルマンⅣに乗り、港北を目指した。

先々週末家まで台車のルマンⅣに乗って帰った時は慣れるのに精一杯で、この車両を感じるまで行かなかったが、今日はいろいろ吟味できる余裕があった。

ノーマルの直引きのデロルト40パイの1000ccは、いい意味でとても大らかだが、850には無い強大なトルクがあって誠に乗りやすい。

回り始めはもっさりしているが、廻せば、ズドドド~っとグングン回っていく感覚は150cc以上の違いを感じる。

はるとさんからこのV11殺しの定説を聞いたのだが、スポルト以降のV11の修理車の代車でこれに乗って帰った客が、これの餌食にかかり、何人もトンティに先祖帰りしてしまったらしい。

はるとさん自身も、その内の一人だと自ら言っていた・・・ 笑。

しかし、乗っていてこの代車のウィークポイントも発見してしまった。
高速でスロットルを離し、両手放しでニーグリップのみで走ると、エンブレと共に
古いBMW Rシリーズ並みの激しいウォッブルが発生する。

後で神さんに聞いたら、この車両は事故車で、ステムが修正しきれずやや立ってるらしい。
道理で、Fフェンダーの後ろ側の下部分が、オルタネータカバーに当たるため、派手に磨り減っていた。

この前と同じ様に用賀で降り、環八を少し走って第三京浜で港北区に向かう。
今まで東名の港北インターで降りていたが、どうやらこの方が近いことに気が付いた。


イメージ 1
店に着くと我がルマンⅢは、修理があがり、店のスロープに置いてあった。

例のフライホィールの磨耗の件が今一歩理解しきれていなかったので
早速神さんに修理内容のことを伺った。

イメージ 2
今回交換しクラッチ関係のパーツはフライホィールも含めてこれだ!

イメージ 3
これクラッチのアウタープレート・・・下が問題のフライホィール
一見問題ないように見えるが・・・・よく見ると・・・!

イメージ 4
2枚のクラッチプレートの間に入っているフリクションプレートの外周のギアというか、フライホィール内のスプラインに嵌ってクラッチを握る度に前後に往復している歯の山が、まるで使い古しのリアスプロケットの様に削れて先がとがっており、歯の谷も変な形状に磨り減っている。これじゃ10方手裏剣じゃな・・・笑


イメージ 5
こんなのが、スロットルを捻るたびにクランクの回転方向にトルクがかかったり抜けたりしてガタガタしてたら・・・・


イメージ 6
当然こんなになっちゃうわな・・・。

リアホィールの回転方向のガタは単にミッションだけじゃなくて、こんなことにも
起因しているんですね・・・なるへそ!

この画像はクランクケース側のフリクションプレート1枚が入った状態の画像。
手前と奥の2箇所 フリクションプレート2枚が当たる所が激しく減っている!


神さんが言ってたけどguzziは乾式単版じゃなく乾式2枚クラッチということらしい。
知りませんでしたよ・・・。

いずれこんなのは珍しいね・・もしかしたら前のオーナーの乗り方が悪かったのかもね・・・と神さんはワシを気遣って同情してくれたが、言われた自分を省みれば人と違う乗り方をしている自分に?・・心当たりが無いわけでもない・・・。

ワシ、ワインディングでほとんどエンブレとクラッチワークだけで走ってる
からなぁ~・・・・

神さんに自己申告したら
でもエンブレ多様ではこうならないとも仰っていた。

反クラッチを多用する人は、滑るのが早く、ぎくしゃく走ってる人はこうなるらしい
ワシ、ぎくしゃくじゃなないと思うのだがね・・・。


いずれにしても、基本だがアクセルワークと連動させて、スパッとつなぎスパッと切るのがクラッチには優しい運転だとか・・。

これからも心がけましょう。



イメージ 8
これ・・・ひどいでしょ?  ずっと目をつぶってきた所をしれっと交換されましたよ・・・・。透明な樹脂っぽい所はプラリペアの補修跡・・・爆

最近見てなかったけど、ますます酷くなってましたぜ。泣

お疲れ気味(電圧が降下したまま)のバッテリーを、しょっちゅう充電ごまかして酷使してると、過充電でオルタネーターからのコンデンサーに行く取り出し口の3極のカプラーに熱が発生します。

トロけて居たことは知っていたが、新しいバッテリーに交換さえすれば問題ないと踏み、これに合う丁度良いカプラーが無かったことを理由に、補修しながらそのまんま使っていたが、それも綺麗なものに交換されていた。あはは・・・。 

このオルタネーターはBMWも同じ様なのを使ってるから電圧降下気味の旧Rに乗ってるビーマーも要注意だす。


イメージ 7
この他、いつもの赤紙を見ると、各種シール、Oリング、ロックナット、
それに硬化したS字のブリーザーホースも交換してありましたよ。


当然 通常神さんところで車検を取ってれば、ここまでにはなっていないと思うけど
今までずっと知り合いの民間車検場とユーザー車検で通してきたのでね・・・。

皮肉の一つでも言われてるとこだけど、長い付き合いで、ワシの性格もよくご存知なので、大人の対応をしてもらった。

一番値の張るフライホィールを今回ソウチョから恵んで頂き、持込にて対応してもらえたので、消費税込みで約15万だった。

イタタタタタ・・・・・。

しかし、いつものごとく、お店を走り出した瞬間から・・・・

あららららぁ~~~~   何これ!

クラッチが宜しいとこんなにも操作性というか乗り心地がいいのか!と感嘆。

今までの遠くてつながりの幅が狭いクラッチ操作と違い、クラッチレバーを少しリリースするだけでシュルシュル前に出ようとする車体・・・。

おお!これだよね・・。

近所の裏道で8の字走行練習中に裏の変態KKさんに声を掛けられた拍子に立ちコケしたり、この前の畦道」のT 字路で迷った挙句に左折して立ちゴケしたのも、全部リリースし辛いこのクラッチのせいだったんだと気づかされた。

それに不用意なギア抜けも何だか大分解消された感じ。

クラッチのオーバーホールでこんなにも操作性が変わるなんて思っても居なかった。
近いか遠いかぐらいで、滑ってなければ、4輪と同じで大した問題じゃないと思っていたワシがおバカでしたね。


でも困った事も・・・。
元々FCRにしてから、下のトルクが薄くなったのだが、どうにもあの代車のルマンⅣのたおやかで筋肉質の太いトルクを身体が忘れられず、帰り道の首都高速でFCRをガバチョと回すのだが、一旦知ってしまった感覚は、満たされないのよね。

そりゃFCRの方がレスポンス良く回転も上昇し、それに伴ってトルク感も出るのだが、何処か満たされない・・・。

さぁ、どうしよう~、単子葉、双子葉、反作用!


さてさて、悩みはつきないですな!笑

ところで、皆さん!クラッチのオーバーホール、グッチは大丈夫なんて思ってる人は  、要注意ですぞ!


これでまぁ揖斐川までの往復は以前に比べて大いに楽になった・・・
というか・・・そう
思う次第であります。爆

天気は微妙だけど・・・・ルマン会議で!

See you  soon !














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