観ましたよ!!!
奇才ニール・ブロムカンプ監督の男気を感じる。
ヒュージャックマンの悪役・・・初めてかなぁ~。脇役に徹してましたよ。
オーストラリアの軍人上がりの脳みそ筋肉・・的ロボット開発エンジニアという設定が凄く笑えた。国際的にダサさの極みのマレットヘアー頭のキャラ設定・・・。
お前はジャンボ尾崎? チョイ前の韓国のスポーツ選手か~? 爆
多分自身も役になりきってノリノリでやってたんじゃないかと思う。笑
第9地区のモーションキャプチャー方式の特撮におけるシームレスで自然な表現には、眼を見張るものがあったが、今回はそれがもっとリアルになっていて、泥濘を歩くシーンの泥水が跳ねるシーンとかは、ため息が出てしまった。
そして、彼の映画の素晴らしい所は、戦闘シーンやアクションに負けがちな、映画のメッセージやテーマが、どのシーンでもBGMのように流れていること・・・。
そしてそのBGMがシーンによっては、ボリュームがUPしてきて、観客にガンガンつき刺さってくること・・。
これは、1作目の第9地区、2作目のエリジウムにも言えたことだけど、今回のも、ある意味やられましたよ。
でも、これってテーマ性からいってもR-12じゃなくてもいいと思う・・・
珍しく観たあと、いつもクールな次女Hが雄弁になってたからね・・・。笑
南アフリカという政治的にも経済的にも極めて問題のある都市で生まれ育ったトラウマがこういった社会派SF映画を作らせるのかも知れない。
まだ若干30代半ばの才能あるニール・ブロムカンプ監督は、ワシの崇拝するリドリー・スコット、をはじめジェームス・キャメロン
デヴィット・フィンチャー に続く・・てか、彼流の撮り方やその手法において、一つのジャンルを既に確立した感があり、もはやSF映画界の巨匠候補といっても言い過ぎではないように思う。
SF好きじゃない人でも、お勧めしますよ。
CHAPPIE
観てない人は、早く観なはれ!