アマックスコーポレーションのご協力により、
G社の50年代ワークスライダーがGPレースで着ていたユニフォームのセーターの
復刻が着々と進行しております。
前回、編地サンプルのファーストを紹介しましたが、今回モチーフにしたOD色の英国のアーミーセーターと同じ雰囲気に編んでもらった編地サンプルが届きました。
このタグの意味は・・・
5ゲージの編み機で、9番双糸(2本の糸を撚り合せた9番の太さの糸)のブリティッシュウールの編み糸を通常一本編み針に掛けるところを2本かける(2PLAY)で・・・裾は1×1のリブで始まり途中から身頃を2×2のリブで編みたてましたという意味です!
んま、解んねぇ~だろう~なぁ~・・・
こんな感じで、かなりローゲージですが、80年代に流行ったハンドニットのフィッシャーマンセーター程は太くない感じ・・・てか安物の機械編みのフィッシャーマンセーター風ぐらいの編地です。爆
問題はどうやって筆記体のGuzziのロゴをこのように入れるかですが・・・・・・
写真を知り合いの刺繍屋さんによく見てもらったのですが、どうやら普通の白い布やフェルトをロゴマークの形に裁断して周りを縫い込んだのではないか・・・
という見立てでした。
洗濯すると、素材の収縮率の違いやら何やらで面倒なことが発生しそうだし、
この方法だとややフィニッシュが安っぽくなりそうなので、刺繍う屋さんといろいろ検討した結果・・・・
真ん中のメガホンの刺繍。俗にパイル刺繍というのですが・・・・
業界ではサガラ(相良)刺繍と言います。愛~あなたと二人~♪の・・
相良直美の相良ね・・・爆
これ、よくスタジアムジャンパーに付けるパッチに用いられる刺繍方法なのですが、意外にできる刺繍屋さんが国内にあまり無いんです。特殊な刺繍針が付いたミシンで加工します。
このパッチは通常、厚めのフェルトをベースに刺繍しその周りをワッペンのようにミシンで縫い付けるのが通常ですが・・・
このように、文字だけ直接刺繍する画期的な技術があると紹介されたので・・・・
このサガラ刺繍をニット地に直接刺繍する方向で行きたいと思います。
これはパンストみたいな極薄のトリコット地に施したサンプルです。
早速刺繍屋さんにGuzziのロゴデータをイラストレーターを使って作製し、
送付する準備に入ります。
今回はGuzziワークスのセーターとううことで、プロジェクト進行してますが、
用はロゴがGuzziと入るだけですので、
ロゴ要らないけど、セーターだけ欲しいとか・・・
Guzziな奴らだけ、ずるいぜ・・・! DUCATIのロゴが入るならおらも欲しいとか我儘な人にもセーターの色が同じで良いのなら場合によっちゃ対応できるかもです。
用は刺繍の型代だけの問題だけです。
リッチなべべラーさん達ならお一人様でもご負担楽勝ですよね・・・
ちなみに身頃の色はまだ未定です。
この編地見本は早稲田やハーバード大学のスクールカラーにしても、
かなり明るすぎますね・・・。
下げ札を接写した露出不足の画像のような濃いめのバーガンディー
ならおじさんでも抵抗なく着れる色かもね・・・
乞う、ご期待!
<20150916 14:05 追記>
<清刷データ>
<バックが色物の場合:白のロゴのイメージ>
あの白黒の不鮮明な写真をトレースして、ロゴの清刷を作製しました。
1、2、3 どれが 良いですかね・・・・