先々週、盛岡に帰省する日の朝、大宮駅の新幹線ホームでいきなり壊れたワシのお気に入りだったSamsoniteのソフトキャリーバック
どうやらウレタン製のタイヤが加水分解して、剥がれたようだ。
そういえば、地元の駅のホームで既にその時、タイヤの一部が欠けて、
タン!タン!タン・・・と音がしていたわ・・・
出発の朝だったから方がないので、プラットホームのごみ箱で2つの車輪の劣化した
タイヤを剥がして固いリムだけの状態にして、その後の日程を消化した。
タイル張りや、コンクリートの僅かな凸凹でもやたら派手なカチカチ音がするので、
とても恥ずかしかった。
帰宅してすぐにサムソナイトのサイトに行って補修品の有無を確かめたが、
DYI用のパーツ供給はしておらず、修理費用もバカ高いことが判明。
ホィール1つの交換修理で数千円!
ふざけるな!だ。
10年くらい前だったらなら、以前、会社で一緒にブランドビジネスを手掛けていた一つ上の先輩が同じころ会社を辞めて、丁度Samsonite Japanの社長をしていたので、そのコネでパーツを回して貰えたが・・・笑
それに、Samsonite Japanができる前の ACEという日本の老舗カバンメーカーがライセンス生産していた時代の物は対象外で対応が違うみたいだった。ワシのはどうやら以後の物だったので修理可能だったらしいが、車輪2個で諭吉を払う気はないので、いつもの様に自分で対応することにした。
まず捥げたタイヤの代用品のプランを立てる。
まず頭に浮かんだのが台車用のベアリングが入ったタイヤ。
ホムセンで物色したが、何しろ重いしサイズも逢わずで、移植プランは断念。
フラフラしてたらビニールホースの所でピンと来た。
物置にルマンⅢ用に買ったブローバイ用還流ホースがあったっけ!
…という訳で・・接着剤売り場に向かい、ビニールに強い最近TV-CMでお馴染みのビッタリかたまらない弾性接着剤をゲットして帰宅
裏地のジッパーを開け
中身を拝見・・・
ドライバーで車軸のホールド部分(車でいえばタイヤハウスのアセンブルパーツを外す。
ホィールが外れた・・・。
綺麗に剥いたホィールと買ってきた接着剤、工業用ホース、
固定用の長めのタイラップで役者が揃った。
後はホィールの円周に合わせた長さに切ったホースの直径の1/3をタイヤ状に切ったところに弾性接着剤を流し込み・・・
エイヤ!で巻き付け、周囲をタイラップで固定。当然接着剤が外に一斉に漏れ出すわけね・・・
フィニッシュが汚いが、固着後 はみ出した部分を手で擦たり、有機系リムーバーで擦り取れば、綺麗になるので安心。
接着剤が固着するまで半日待ちましょう・・。
10時間後・・・・
継ぎ目もしっかり固着したようだ。
再び車軸をホルダーに通してCクリップを嵌めて・・・
まぁ 滑走面が綺麗ならそれで良し!
しっかり固定して
我が家のつなぎ目が大きいフローリングで引きずり倒しても、
全然スムーズで静かだよ。
ウヘヘ!