お約束のエッジが劣化したサブウーハー。
早速エッジの張り替えをしようと思い同じ様な大きさのMITSUBISHIのP610用の補修用のエッジ・・を取り寄せると、寸法が小さく、6インチ汎用の大きめの物を取り寄せたら、全く同じ物が届いた。
ふざけんなよ!4つもいらねーわい。
よくよく定規を当ててみたら・・コーン紙の直径125mm
エッジ内径118mm
完全にワシの計り間違えだった・・・。
やっぱり目見当はダメだね。
というわけで、素直に罪を認め、リスクが高いコーン紙切断にプラン変更。
でもハードコーンだから気は楽だよ。
直径で7ミリ大きいので、3.5ミリ幅で裁断して行く。
ウーハー径は小さくなるが仕方がない。
ハサミは毎日仕事で使ってるから、正確に裁断する自信はあるが問題は
ハサミは毎日仕事で使ってるから、正確に裁断する自信はあるが問題は
ハサミの切れ味!
バカとハサミは使いよう・・は嘘だ。
弘法も筆下ろしです!
5ミリくらいづつ、チマチマ切り続けるのです・・・。
右側が切った方ね。
ハードコーン紙は結構硬かったので、我が家で一番切れの良い刃が短くて柄も短いハサミは、切るの時のトルクが入らなくて・・結局いつも荷紐を切ってる百均の大きなハサミを使う。
翌日右手が痛くなったが・・ま、こんな感じ!
リハビリを兼ねてたまにはこういう作業は必用です。
ちなみにSPユニットってこんな構造なんだよね・・円筒形の永久磁石の周囲に銅線を巻いたムービングコイルがあって、ダンパーとエッジによって二重」にフローティングマウントされてるわけね。
そこに音楽の交流信号が入るとコイルが+/-に移動してそのコイルにリンクしているコーン紙が振動して波動を起こし音が出る仕組み。
Wウィッシュボーンと似てるかも・・?
だから片一方のステーが居れると破綻するよね・・・
あ”~~車好きにオーディオの説明する場合、例えが大変だよ・・
図の中のダンパーが人の膝で言えば、前十字靭帯と後十字靭帯の役目をしておりセンター出しの位置決めをしているので、もう一つのエッジで横方向の位置を支え、コイルがマグネットに対し平行に移動できるわけね・・
てかね・・コイルリジットアクスル車で言えば、ロアアームとラテラルロッドの関係に近いかも・・
エッジが破れると、ボイスコイルが丁度シリンダーの中でピストンが頭を振りながら動くのと同じ様になるため、巻いたコイルがマグネットと磨れて断線するのですよ・・
それに破れたエッジからエンクロージャー(SPボックス)の空気が漏れてしいまい
スカスカで低音が全く出なくなるので、破れエッジは直ぐに直さないとダメなんです。要はエンジンで言えばピストンリングが無い圧縮がスカスカの状態ね・・
だからスピーカーが目視できないカーステレオの場合は、低音が出ない・・音楽や男性アナウンサーの声でガサゴソカリカリ・・とスクラッチ音が伴う場合は、エッジの破れまたは消失を疑った方が良いのです。
いつもの「割り箸作戦」でコーン紙とダンパーを上に持ち上げて
接着剤を塗ったエッジをセットします。
エッジを入れてみます。
余分なコーン紙を切ったのでエッジの糊代にぴったり!
最近お気に入りのゴム用接着剤で施工!
コレ、早く着くし、何でも引っ付くから使いやすい。
コレで黒が有ればいいのに!
接着剤は指に出して、糊のように手で付けます。
人間の指先の感覚はどんなセンサーより確かなのですよ。
でもね、この作業兎に接着剤の乾きとの闘いなので正確さと手際の良さが肝です。
コーン紙とエッジの内周を指で密着させて後からフレームに接着剤を塗って、
センターに貼り付け、最後にガスケットを乗せて・・・
接着剤がはみ出た所は後で黒マジックでレタッチ!
接着剤がはみ出た所は後で黒マジックでレタッチ!
ホレ! この通り。新品のSPユニットみたいだね。
エンクロージャーに取り付け
完成じゃ!