ルマン会議に何んとか間に合わせたかった、復刻トライアルマスタージャケットの夏版メッシュタイプですが、何とかファーストサンプルが今日仕上がりました。
て さんの会社のオフィスで今日仕上がりチェックしました。<ストロボ発光なし>
て さん ならびにスタッフの方々にお礼申し上げます!
本当は冬と同じ黒一色で良いのですが、夏なので真っ黒は赤外線を吸収して素材自体が蓄熱してしまうので、避けました。
突然の雨や寒い山岳道路対応として使用する透湿/防水素材の着脱式ライナーの取り付けが、仕様書と一部ちがう所がありまた。<ストロボ発光有り>
本来は、アウターのフロントジッパーに並行して縫われているはずのライニングを固定するジッパーが付いて居ませでした。
ま、でもこれならライニング単体でも着れるので、これはルマン会議の際、皆さんに意見を聞いて、最終仕様を決めたいと思います。
袖口にぐるりと一周ジッパーが付いていて固定できる仕様です。<ストロボ発光有り>
表/裏の主素材は、私が開発したブラインドトリコット(ポリエステル100%)
(最近特許を取得した素材です!) <ストロボ発光有り>
通常バイクウエアはナイロンが多いのですが、ナイロンは強度は有りますが、融点が低く、熱に弱いです。また紫外線にも弱く、すぐ退色する場合があります。
ですからポリエステルをチョイスしました。
しかしバイクウエアなのでプロテクション機能を考慮し、肩から袖にかけての上側のオイスターベージュの部分は頑強なコーデュラナイロンを使用しています。元々痰色なので退色してもどうということは有りません。 <ストロボ発光有り>
ウインドプロテクション&透湿防水ライナーは、冬のドカジャケ用に使ったような3層の素材よりかなり薄い、2.5層の物をチョイスしました。 <ストロボ発光有り>
2.5層の0.5はプリントです。上の画像は一見メッシュに見えますが、透湿・防水コーティングの上にグレイのドットをプリントし、滑りと肌触りを良くしているのです。 最近の、軽量コンパクト!がMUSTのOUTDOORウェアのトレンド素材です。
これなら畳んで腰のポケットに収納が可能です!
それでは早速着用してみましょう!
<前> <ストロボ発光なし>
<斜め左> <ストロボ発光有り>
<斜め後> <ストロボ発光有り>
夏物なので、裏地のキルティングが無い分、やや余裕が出ます。
肩とひじのキルティング使いのパッチ部分は、4mm厚のスポンジの芯地が内蔵されます。 脊椎ガードと胸部ガード等、プロテクター類はその下に冬と同じように収納されます。
オールメッシュにしようかと思いましたが、転倒時のプロテクション性を考慮するとやはり肩から上腕にかけては、堅牢な生地をチョイスせざるを得ませんでした。
冬のドカジャン同様注文希望の方は、ルマン会議の宿及び会場に展示しますので、是非チェックして下さい。再販は基本しません。
30着以上なら作製したいと思います。
配色に関しては、いろいろ好みも有るでしょうが、コーデュラナイロンのオイスターベージュの部分がメッシュの身頃と同じチャコールにするかどうか?でしょうかね・・・?
私としてはチャコール一色でも良いようにも思えます。