ドカジャケ&パンツの企画が終わった頃・・・・・
戦前のGPレースのワークスライダーや草レースのライダーのこんなスタイル・・・
背景の男たちのウェアを観察すると・・これはちょっと戦前には見えないけど・・・
いずれを見てもほのぼのしてて、よい! 当時ロゴマーク入れられるアイテムは
セーターしかなかったのだろうか? 転んだら痛からろうに・・ビタローニ・・
でも何か愛嬌があってとても良いと思った。
実は、以下に書いたことをするために参考に集めた画像なのだが・・・
服飾文化的にもとても為になった。
ライディングする時は兎も角、この時代のライダーが着ていたメーカーのロゴ刺繍セーターを今の自分たちのライフスタイルの証として是非復刻したいよね・・・
という何処からともなく吹いてきた 淡い夢物語を聞き、
んじゃ!
と腰を上げたのが去年の夏過ぎ・・・
前の会社の元同期で山形のニッターの倅がいたのだが、今や社長になった彼に相談したら、そんなメンズのヘヴィーなミリタリーニットは出来ない、うちはレディス屋だから・・・と断られ、こまっていた時に、再び て さんが動いてくれて、アマックス・コーポレーションというニット糸や製品を輸入しているニット商社を紹介してくれ、ドカカジャンの時と同じような展開で、なんとか贅沢な仕様の極小ロット生産
の道が開けた。
2人で挨拶に行くと、狭い業界なので、以前会社をワシと同時期に辞めて 時々仕事で絡んでいた伊/英のニット輸入商社を起業したラグビー部仲間のMのことをよく知っていたこともあり、話はうまく進み始めた。
やっぱり仕事はまだまだ人脈に負う部分が大きいね・・・。
普通、こんな趣味や道楽の儲からないワークには誰も付き合ってくれないもんね。
しかし、いざ進み始めると、ワシの拘ってる部分と、工場の間に入って生産のオペレーションや編地、糸使いの設計をやってくれる女性のプロとしての拘りに微妙なズレが生じ、暗雲が立ち込めたことがあった。
一般的に解りやすい部分、つまり形式的な見た目、編地や編み糸の太さ、フォルム、シルエット、刺繍の雰囲気などデザイン上の要素つまり面(ツラ)に拘り、一般の人が解らないパーツ編みや裏の縫い合わせの仕様はあえて拘らないワシの指示に、何で! とかなり批判されたことがあった。
買ってくれなきゃまずいので、なるべく価格は抑えようと思っていたワシに対し、彼女は、良い物を望んでいるのに、ニット糸本来の品質、糸の持つ性質と編地や番手のバランス、編み立て後の佇まい、各パーツのリンキング(縫合のやり方)の方法など中身には何で拘らないの・・・!!!!
・・・という具合にね。
しかし、その決定的な蟠りは、何回かの試編み後、刺繍サンプルがあがり、お互いの拘り部分の距離がだんだん縮み、ファーストサンプルが上がった時に、ついに相互理解にいたり、今回の量産になんとかたどり着いた。
今回の大幅な納期遅れの原因の内3週間分はこれが原因かも。笑
でもその葛藤というか生みの苦しみがあったかこそ、
満足できる仕上がりになったのではないか・・と今思っている。
アマックスコーポレーションの寺沢様 本当にありがとうございました。
この場を借りてお礼申し上げます。
さて、早速SNSなどでデリバリされたセーターの画像が届いているので、
ここに紹介しましょ!
肝心な所はモザイクかけてるから安心して下さい。
岡山のねねじーちゃん
この件で某世界的なSNSで怪しいお誘いを受けているらしい・・
埼玉のあるちゅーのマーニさん
なんかCカップぐらいに見えるんですけど・・・
その何かを連想させる握りが気になるなぁ~
一番サイズが心配だった・・・
実は今回のこの企画、かなり最初から乗り気だった人の一人。満足ですか。
東京のがんばさん GUZZIを降りて何年たったの? これでYAMAHAフリーク。
北九のtamafotoさん 九州で唯一のオーダーです。
後ろの山水の箱はLE8Tですか?
千葉県 我らが誇るマイスター タミピンさん
仕掛け人・・・・
ほんの一部ですが、見つけたら随時UPします。