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Channel: MOTO GUZZI な おじさんの趣味とこだわりについて
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眼鏡の話 と ¥3,700のささやかな自分へのプレゼント

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20年越しで探し続けて来た眼鏡フレームの話はここ
     ↓
 
で以前UPしていたが・・・・
 
イメージ 1
実は このようなクリップ方式のサングラスのアタッチメントが付いて初めて
完結だった。これは20年前に破損した伊達眼鏡(1988年 当時原宿にセレクトショップを出店する際、内装やオペレーションを参考にさせてもらっていた自由ヶ丘にあった大好きなお洒落なお店:CAILAN'S(カイランズ)で買ったMEN’SアクセのGケースに並んでた伊達眼鏡)に付いていたアタッチメントである。
 
イメージ 2
それを、買った眼鏡に付けても当然の如く、レンズやフセルレームの形状に微妙に合ってはいない。 何となく形状が似てるからたまたま装着できただけの話だ。
 
イメージ 3
おまけにご覧の通り、28年も経てば、安物の伊達眼鏡のプラスチック付属品なんて、紫外線劣化でヒビが入っている。
 
ふつうの人は捨てるのだろうが、何故か、思い入れがあって捨てられなかった。
何故ならば、こういうの作って下さい!と鯖江の眼鏡フレーム職人にお願いする日が何時か必ずくると信じていたから・・・
 
 
 
格好付けるのには何とかなるが、これでは、流石に実用では厳しい。
 
 
 
バイクの場合は、最近ヘルメットにインナーバイザーの付いた物が出始めたので
それを買えば、眩しさに対応できるが、目線が低い4論の場合は、夕陽や朝日には、サングラスで対応するしか方法は無い・・。
 
なので、普段は、
 
イメージ 4
こんな厳ついアタッチメントが付いたものを渋々使ってきた。しかしレンズやフレームの形状に合っておらず・・・フィットもしないのでいらない反射光が脇から差し込んでくる。
 
イメージ 5
折角のアッパーフレームとテンプルが一本で繋がっているやや不良っぽい眼鏡が
これで野暮ったさ丸出し・・・。だいたいワタリの部分の黒いクリップが最悪の形状だ。
 
何時か必ずこのフレームに合った、サングラスのアタッチメントをワンオフで作りたい・・・でも、多分高いんだろうな・・?そもそも1万ポッキリで買った大陸製の安物眼鏡にそれ以上の値段がする物を拘って作る意味があるのか・・・?
 
そんな思いが心の何処かに引っかかったままの日々がずっと続いていた。
 
 
仕事でお付き合いのあるニットの編立メーカーが鯖江市にあるので、いつかチャンスがあったら、出張に行ったついでにフレームメーカーに飛び込みで相談してみようか・・・とも思っていた。
 
そんな折、ビックサイトで服飾雑貨の展示会と併催で
 
イメージ 6
こんな展示会をやっていたので、気まぐれに(実は微かな期待とともに)覗いて見たのさ・・・・
 
 
すると!!
株式会社 ササマタ  http://www.ssmt.jp/ という メガネの細かいパーツを作っているメーカーのブースの前で、ワシのセンサーアンテナがピピピと有る物を感知した。
 
 ㈱ササマタのパンフから・・
イメージ 8
その名も、 シーザーフリップⅡ 
今使っている眼鏡に、オンデマンドでフレームやレンズ形状に合わせ、偏光のカラーレンズ削り、軽量でシンプなアタッチメントに取り付け提供するというサービスだ!
 
イメージ 23
これは主に眼鏡店相手の展示会なので、当然その作業というか加工は眼鏡店の主人が行いうサービスを加工材料やパーツをシステムとして提供する商売をプレゼンテーションしていたのだが・・・・、
 
 
 
 
話を聞いているうちに、展示会特別サービスで、この場で時別プライスの¥3000で、好きなレンズで、好きな色のアタッチメントでお作りしますよ!デモにもなりますし・・・!
 
と言ってくれたのだ!
 
折角のプロポーザルを断るほどワシは野暮じゃないので、当然お願いして作ってもらうことになった。
 
 イメージ 22
レンズの色は、ワシの好きなレイバンのアウトドアーズマンと同じようなダークグリーンをチョイス!
 
 
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アタッチメントの色は、我儘を言って、その場に展示していた まだ販売していないサンプルのアンティークゴールドにしてもらった。 眼鏡のメタルパーツと合わせたかったからね!
 
早速その場で営業部長の大橋さん自ら作業が始まる・・・・。
 
イメージ 9
先ず、眼鏡のレンズに画用紙を当て、レンズの形状を鉛筆でなぞって行く。
 
イメージ 10
なぞったら、カッターでフリーハンドで切り抜く。
そして四角いレンズの元になるフィルム板に当て専用のハサミで切っていく。
 
イメージ 11
切った後のバリや、鋭角になった角は、鑢などで角を落としていく。
 
イメージ 12
そして、切ったレンズをアタッチメントに左右ともセットする。
この時点では、保護フィルムが付いているので、のちにそれを剥して・・・
 
 
イメージ 13
 
 
イメージ 15
あっという間に 完成! ものの15分位だったか・・・。
 
 
イメージ 16
跳ね上がる角度は、60° 120° 180° にロックする。
 
眼鏡をかけて、120°に跳ね上げると丁度アッパーフレームと同化して見え、アタッチメントが見えないので、跳ね上げていても全然気にならない! 
良く考えられている。流石福井県は鯖江の眼鏡職人のスキルと発想は凄い!
 
 
イメージ 7
一連の作業を行ってくれたのが、画像左側の 株式会社 ササマタ の営業部長の大橋嘉夫さん・・・ありがとうございました! 右のややお洒落な感じのイケメンの方にはいろいろ説明をしていただきました。 多分企画の方かな? お名前聞くの忘れた・・・すみません。
 
 
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専用ケース¥700 に入れてもらい、本日特別実演価格、締めて¥3700!
 
これは絶対買いでしょ!
 
おそらく 通常販売は契約眼鏡店で利益を乗せて材料比加工込みで\
7000~\8000位でしょうかね?
 
皆さん どうですかぁ~~? 
特約店はネットに出てるらしいです。
 
詳しく知りたい人は、自分で調べてね~
 
 
イメージ 17
帰宅し、食卓の上で改めて、眺める。
 
イメージ 20
やや モダンなので、??かもしれないけど・・・そこは言わないことに・・
 
イメージ 21
裏側には、MADE IN JAPAN 鯖江のクオリティの誇りの刻印も・・・
 
 
そしてかけてみたさ・・・
 
イメージ 19
 
真鍮色の細い廻り縁が付いた、アタッチメントが理想だったが、跳ね上げ式になり、よりライトな感覚なのでこれ以上の贅沢を言ったらバチが当たるわな・・
 
 
あっ!  下着で撮っちまったい! 
 
 
 
 
あれだけ探しまくってやっと巡り会えた折角の眼鏡に 失礼だね・・・。
 
しかし・・・
 
57回目の誕生日の今日は、とても良い出会いがあった・・・。
 
 

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